この記事は、30代の私がひとりで大相撲を観戦した記録です。今まで大相撲を見に行ったことがない方も、こんな感じで過ごせるのか〜と興味を持ってもらえたら幸いです。
なお、席は2階のS席です。チケット代は9000円。大相撲は朝9時ごろから18時までやっています。私にとってはおひとり様ディズニーランドと同じ感覚です。お友達と見にいくのも楽しいですが、1日中、1人でじっくり大相撲を堪能するのも最高の贅沢ですよ。両国国技館で行われる本場所は年に3回だけ。年1の贅沢、くらいに思っていましたが、この贅沢にがっつりハマり年3回は訪れたい場所です。
よくNHKテレビでやっているのはBS放送だと幕下から、通常放送だと十両最後や幕内の取り組みしかやりませんが、個人的には序の口から序二段、三段目とどんどん相撲の取り方や、取り組みの際の音が変わっていく風景が好き。というやや物好きなタイプだとは思いますが、ぜひ私の過ごし方を見ていただき共感される方がいらっしゃったら男梅サワーを1杯奢ります。
大相撲観戦当日の天気
大相撲観戦記録 2025年9月25日 両国国技館 晴れ 気温28度
体感気温 ちょうどいい気候。

令和7年9月場所 十二日目
ここまでの経過、幕内の見どころ
・豊昇龍独走
・追いかける正代・隆の勝・大の里
両国国技館入口へ

青空とスカイツリーが見える両国国技館入口ゲート。
時刻は10時ごろ、特に並びの列もなく、チケットを持って入ります。
紙チケットでもQRチケットでも入口は同じです。
チケットを渡す、QRコードをかざすと親方が当日の取り組み表を渡してくれます。

両国国技館へ入館
チケットのもぎりをくぐると「国技館」の看板が。

よく優勝した幕内力士がオープンカーに乗るあの場所です。
館内に入ると、一番突き当たりには優勝旗や様々な賞が飾ってあります。優勝するとこれが貰えるのか〜と思いながらじっくりと。今場所のマカロンは緑色でした。

国技館内には相撲博物館もあります。

開館時間は12時半〜16時という、超省エネ開館です。
時期によって展示されているものが違います。
私が訪れた今回は「横綱 照ノ富士」と「古式大相撲の世界」でした。

博物館の中には、大相撲に精通する野見宿禰神社(みのすくねじんじゃ)の御朱印やおみくじも引けます。実は私も御朱印は一度ももらったことがないので、今度行く時はもらってみようと思いました。
ロビーから国技館内へ


ロビーを抜けて中にはいると土俵が見えます。
10時半ごろの館内はこんな感じです。取り組みはまだ序二段くらいです。
まだ短髪の力士や小柄な力士が多く、これからの成長が期待されます。
観客もまばらで、応援の声はあまりありません。ざわつきもなく、シンとした館内に、力士たちの四股の音や行司さんの声が響きます。このくらいの静かな両国国技館が実は一番好きです。
両国国技館の地下ではちゃんこが食べられる

両国国技館の地下にある、ちゃんこ会場ではちゃんこが1杯500円で食べられます。
この時は二所ノ関部屋のみそちゃんこでした。なお、期間によって3つの味になるのは珍しいです。大体2パターンが多い。個人的には味噌が好き。味噌汁とは違うあのなんとも言えないお味。
ちなみにお弁当の持ち込みができます。売店で買ってからちゃんこ会場に持ち込むとちゃんこと一緒にお昼ご飯が贅沢に食べられます。ただし、ちゃんこ会場には中継のテレビがありません。ちゃんこを堪能したら力士たちの見える会場に戻りましょう。
大相撲のグッズ販売

大相撲のグッズ販売が行われている場所は、館内にいくつかあるのですが、その中でも一番人気なグッズ販売所が日本相撲協会の「SuMALL」(すも〜る)です。販売所には、現役中人気だった力士が親方になってグッズを販売していたりします。

今場所私が購入したのが、相撲手帳2026とおすもうさんのほっぺの新味チョコ。

そして今場所から発売になった大相撲バーム。香りはお相撲さんが頭につけている鬢付油の香り。誰にしようか迷った結果…

一山本関にしました。
馬油マルチバームとのことで、手、顔、体、髪の毛、リップにも使えるそうです。使ってみた感じ結構硬めのバームですが、体温で伸びるので肌馴染みは良いです。香りがやや強いと感じたので、個人的にはリップは無しかな。ヘアケアで使わせもらおうと思います。
国技館グルメを堪能する

国技館内2階にはグルメコーナーが多くあります。
お寿司好きには立ち食い寿司ができる「寿司処 雷電」があったり、インバウンドにおすすめの「肉処 雷電」ではこの写真の唐揚げや生ビールが楽しめます。
平日のお昼から、おひとり様でビールと唐揚げを食べつづ、三段目の力士たちの取り組みを見る背徳感がたまりません。せっかくなので、正代関を召喚させました。ぺこちゃんの化粧廻し可愛い。

今場所は頑張ってほしくてグッズ販売所で買いました。残り少なかったので購入できて嬉しい。

おやつに2階売店で売っている、ひよちゃんアイスもなか 黒蜜きなこを堪能する。
あまり食べている方を見かけないですが、美味しいです。バニラ味もあります。バニラ味も美味しい。
相撲博物館を見学

12時半を過ぎたので、相撲博物館を見学しに行きました。
照ノ富士の展示と古式大相撲の世界の展示です。

2025年10月7日に百年場所が開催されます。
詳しくは別記事で。

御前掛かり土俵入り。天皇陛下が観戦する正面に向かって4列に並んで四股を踏むようです。あの土俵に大きな力士がこれだけ乗るととっても狭く見えますね。そして土俵はその重さにも耐える…すごい。

両横綱の三段構えができるのは、百年場所に向けてたまたま横綱2人が東西で揃っているからですよね。そう思うとすごい偶然…?

博物館内は撮影OKなので、ここぞとばかりに撮影してしまいました。
1つ1つじっくりゆっくり読んでいきたいのですが、館内では取り組みが進行中。早く席にも戻りたい。相撲博物館は本場所以外でも開館しているようなので、もしじっくり見たい方は本場所後がいいかもしれません。
入り待ち、出待ち
国技館ロビーから東側の1階外に出ると、実は入り待ちや出待ちができるスペースがあります。
大関横綱は通りませんが、三役力士まではここを通るので、シャッターチャンスです。
入り待ちの時は気持ちを整えている力士が多いので、声掛けに応じることはあまりありませんが、取り組み後はサインに応じる力士もいます。

私が十両取り組み後に見に行ったときは朝乃山がちょうどサインなど対応していました。
まだ十二日目なのに、ファンサービスまでするとは、すごいなぁと思ってみていました。そして体が大きい。
土俵入りから取り組みまで

14時ごろの十両土俵入りから18時まではあっという間に過ぎ去ります。
人の入りも14時16時が一番多い時間帯です。溜席の方もどんどん人が入って座っていきます。

横綱土俵入り。東西横綱の土俵入りを見たのは初めて。
やはり締まるな〜という印象です。

今場所からの「ウララララ」懸賞旗、直にみれて感動。
宇良関は本当にみんなから愛されている力士ですね。

そしてあっという間に弓取り式。
十二日目は勝ちっぱなしの豊昇龍が、ウクライナの安青錦に負けという大波乱でした。
興奮し過ぎて全く写真は取れていなかったことを反省。

終わって、両国駅からの風景です。
たくさんの人が出ていくので、門まで出るのに結構時間がかかります。体感10分はかかる印象。早めに出ればいいのでしょうが、どうも終わった後の余韻にも浸りたいこともあって、ゆっくりゆっくり帰宅となりました。
おひとり様両国国技館での最高の1日
私が大相撲を好きになったのは2019年のことでした。ちょうどコロナ前で出産直後。それまでゆっくりテレビを見る暇もなかったのですが、産休育休でお休みが取れたこと、ちょうどそのままコロナ禍に入り、どこにも行けず誰にも会えない中での子育てで、不安だらけだった中、唯一楽しめたのが大相撲でした。
まだまだビギナーの私でも、一人で楽しめる。両国国技館での1日は今一番楽しめる私にとってディスニーランドのような場所です(笑)
是非、機会があればおひとり様でも楽しんで行ってみてください。
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